「そろそろ警察に相談しようと思う」
「でも、何を持っていけばいいのか分からない」
「証拠が足りないと言われて、追い返されたらどうしよう」

ストーカー被害に悩み、警察への相談を考えている方から、こうした不安の声をよく聞きます。
実は、警察に相談する前に知っておくべきことがあります。それは、警察が動くためには一定の条件と証拠が必要だということです。

何も準備せずに相談すると、
「証拠が不十分」
「もう少し様子を見てください」
と言われてしまうことがあります。

そうなると、被害者はさらに孤立し、
「自分が大げさなのかもしれない」
「信じてもらえないのかもしれない」
という気持ちになってしまいます。

でも、それは違います。
相談する前に、何が証拠として有効なのか、警察はどのような基準で動くのかを知っておくだけで、状況は大きく変わります。

この記事では、ストーカー被害における証拠の残し方と、警察が動く基準について詳しく解説します。
相談する前の今だからこそ、正しい知識を身につけておきましょう。

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ストーカー規制法とは

ストーカー行為は「ストーカー行為等の規制等に関する法律(ストーカー規制法)」によって規制されています。

この法律では、特定の人物に対して以下の8種類の行為を「つきまとい等」と定義しています。

つきまとい・待ち伏せ・押しかけ
監視していることを告げる行為
面会・交際・復縁の要求
乱暴な言動
無言電話・連続した電話・メール・SNSメッセージ
汚物などの送付
名誉を傷つける行為
性的羞恥心を害する行為

これらの行為が、特定の人物から繰り返し行われた場合に「ストーカー行為」として規制の対象となります。

重要なのは「繰り返し」という点です。
1回だけの行為ではストーカー規制法の適用が難しい場合があります。
相談する前から、被害を記録し続けることが重要なのはこのためです。

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警察が動く基準とは

警察がストーカー被害に対して動くには、大きく分けて以下の3つの段階があります。
相談前にこの流れを知っておくことで、今の被害がどの段階にあるのかを整理できます。大きく分けて以下の3つの段階があります。

STEP
1
警告
被害者からの申出を受け、警察が加害者に対して「ストーカー行為をやめるよう」口頭または書面で警告を行います。
警告を出してもらうためには、「特定の人物から継続的な被害を受けている」ことを示す証拠が必要です。
STEP
2
禁止命令
警告後も行為が続く場合、または緊急性が高い場合、公安委員会が加害者に対して禁止命令を出すことができます。

禁止命令に違反した場合は、1年以下の懲役または100万円以下の罰金の対象となります。
STEP
3
逮捕・捜査
ストーカー行為が悪質・危険と判断された場合や、被害者の身の危険が迫っている場合には、逮捕・捜査に至ることがあります。
警察が慎重になるのは、「客観的な証拠がない段階では、当事者間のトラブルとの区別が難しい」という事情があるためです。だからこそ、相談する前に証拠を整理しておくことが、スムーズな対応につながります。
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相談前に準備しておきたい証拠とは

「どんな証拠を集めればいいか分からない」という方のために、具体的に解説します。
相談に行く前に、以下を確認しておきましょう。

1
被害日誌(記録・日時のわかるもの)
最も基本的かつ重要な証拠です。いつ・どこで・何があったかを記録した日誌は、被害の継続性を示す上で欠かせません。
日付・時間・場所
行為の具体的な内容
目撃者の有無
そのときの自分の状態・気持ち
記憶が新しいうちに書き留めることが大切です。スマートフォンのメモ機能でも構いません。「また来た」という瞬間に、その場で記録する習慣をつけてください。
2
写真・動画
つきまといの現場、待ち伏せされている様子、自宅付近に停まっている見知らぬ車など、スマートフォンで撮影した写真や動画は有力な証拠になります。待ち伏せの瞬間を記録できた場合は、相談時に非常に有効です。
撮影の際は、スマートフォンの位置情報をオンにしておきましょう。日時データ(Exifデータ)が記録されることで、証拠としての信頼性が高まります。
3
メッセージ・メールの記録
LINE・SMS・メールなどのメッセージは、スクリーンショットで保存しておきましょう。送信者名・日時・内容が確認できる形で保存することが重要です。着信履歴も同様に記録しておいてください。
削除してしまいたい気持ちはよく分かります。しかし、それらのメッセージは証拠です。消す前に必ずスクリーンショットで保存してください。
4
手紙・置き手紙・贈り物
自宅に届いた手紙や、一方的に送りつけられた贈り物なども証拠になります。直接触れずに保管し、封筒や外装もそのまま取っておくことをお勧めします。
5
防犯カメラ・ドライブレコーダーの映像
マンションや店舗の防犯カメラ、自家用車のドライブレコーダーに加害者の行動が記録されている場合、相談時に提供できるよう準備しておきましょう。映像は上書きされる前に早めに確保してください。
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相談しても「証拠が足りない」と言われたときは

事前に証拠を準備していても、相談の段階で「証拠が不十分」と言われることがあります。
被害届を出しても受理されないケースもあります。それでも、諦めないでください。

対応1
記録を積み重ねる
1回の被害では動きにくくても、複数回・継続的な被害記録があれば相談の説得力が増します。「また来た」と感じるたびに、日誌に書き続けてください。被害届が一度受理されなかった場合も、記録が積み重なった段階で再度提出できます。
対応2
警察以外の相談窓口を活用する
警察に相談しても動いてもらえない場合、別の相談窓口を活用することも有効です。以下のような機関に相談できます。
警察署の生活安全課(担当者を変えて再相談する方法もあります)
各都道府県の「配偶者暴力相談支援センター」
「女性相談センター」
弁護士(法的な対応を含めた相談が可能)
一つの窓口で断られても、別の相談窓口に相談することをためらわないでください。ストーカー 相談 警察以外」という選択肢は必ずあります。
対応3
探偵事務所への相談も選択肢の一つ
自分で証拠を集めることには、どうしても限界があります。加害者に気づかれるリスク、証拠としての客観性の問題、精神的な負担……。

こうした場合、探偵事務所に相談するという方法もあります。プロの調査員が収集した尾行記録・写真・動画・行動記録報告書は、個人が収集した証拠より客観性が高く、警察への相談や法的手続きの際に役立つケースがあります。

自分で証拠を集めることに不安がある場合、警察・弁護士・探偵など、複数の相談先の中から自分に合った方法を選ぶことができます。
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待ち伏せ・つきまといへの対処でやってはいけないこと

相談前の準備と合わせて、被害を受けているときについ取ってしまいがちな行動にも注意が必要です
気持ちはよく分かります。
でも、以下の行動は状況を悪化させる可能性があります。

NG1:加害者に直接連絡・対峙する
「やめてほしい」と直接伝えたい気持ちは当然です。しかし、相手を刺激して被害が悪化するケースがあります。また、こちらから連絡することで「関係が続いている」と誤解させてしまう可能性もあります。直接の接触は、専門家に相談した上で判断してください。
NG2:SNSに被害状況を投稿する
被害を周囲に知らせたい、誰かに分かってほしい気持ちは理解できます。しかし、加害者に情報が伝わるリスクがあります。現在地や行動パターンが特定されると、さらなる被害につながる可能性があります。
NG3:一人で抱え込む
「大げさかもしれない」「信じてもらえないかもしれない」と思って、相談を先延ばしにしていませんか。ストーカー被害は、深刻化するほど解決が難しくなります。あなたが感じている恐怖は本物です。早めに専門家や相談窓口に話してください。
NG4:着信拒否・ブロックをすぐに行う
着信拒否やSNSのブロックは一見有効に思えますが、連絡手段を断たれた相手が直接自宅や職場に待ち伏せするケースがあります。ブロックする前に、まず証拠を確保してください。そして専門家に相談した上で、タイミングを見て対応することをお勧めします。

まとめ

ストーカー被害は、一人で解決しようとすることが最も危険です

相談する前に、被害日誌・写真・メッセージ記録・防犯カメラ映像などを準備しておくことが、警察がスムーズに動くための重要な条件となります。
被害届が受理されない場合や、警察以外の相談窓口に頼りたい場合も、選択肢は必ずあります。

「おかしい」と感じたその日から、記録を始めてください。あなたは一人ではありません。

ミレナ探偵事務所では、ストーカー被害に関する証拠収集・相談対応を承っております。
被害状況の整理から、警察への相談サポートまで、まずはお気軽にご連絡ください。

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