美人局(つつもたせ)とは、女性が男性を誘い込み、後から「夫」や「彼氏」を名乗る人物が現れて不貞行為を理由に金銭を要求する犯罪手口です。マッチングアプリやSNSを通じた接触から始まるケースが急増しており、恐喝罪・脅迫罪に該当する可能性があります。

マッチングアプリで知り合った女性とデートをしていたら、突然「夫」を名乗る男性が現れて慰謝料を要求された。そんな「美人局(つつもたせ)」の被害に遭う方が後を絶ちません。

「その場でお金を払ってしまった」
「今も連絡が来て怖い」
「次に会う約束をしているが本当に行っていいのか不安」

こうした状況に直面したとき、何をすべきか・何をしてはいけないかを正しく知っておくことが重要です。

このページでは、美人局の語源・定義・手口・遭遇したときの正しい対処法・被害後にできること・未然に防ぐための方法までを詳しく解説します。

美人局とは|語源・定義・読み方

「美人局」は「つつもたせ」と読みます。女性が男性を誘い込み、後から「夫」「彼氏」を名乗る別の人物が現れて、不貞行為を理由に金銭(慰謝料)を要求する手口を指します。

「美人局」という漢字表記は中国語に由来するとされ、女性(局)を使った騙しの構図を表す言葉として古くから使われてきました。現在では、マッチングアプリ・SNSを通じた接触から始まるケースが急増しています。

美人局の手口とよくある流れ

マッチングアプリやSNSで知り合った女性とメッセージのやり取りを重ね、デートの約束をします。実際に会って食事や会話を楽しんだ後、ホテルや車内など人目につきにくい場所に移動した直後、または移動しようとしたタイミングで、突然「夫」「婚約者」を名乗る男性が現れます。

「妻(婚約者)に何をするつもりだったんだ」「不貞行為だ、慰謝料を払え」などと迫られ、その場で現金を要求されたり、コンビニのATMへ連れて行かれて現金引き出しを強要されたりします。

⚠ こんな特徴が見られたら注意
会ってすぐに個人的な場所(車内・ホテル・人気のない場所)への移動を提案してくる
プロフィールの情報と実際の様子に違和感がある
連絡先交換後の進展が異常に早い
待ち合わせ場所が分かりにくい・暗い場所が指定される
「話が早すぎる」「違和感がある」と感じた時点で、警戒することが重要です。

美人局は犯罪行為|成立する罪と法定刑

美人局は、加害者側に明確な犯罪が成立する行為です。被害に遭った方が「自分にも非があるのでは」と感じる必要はありません。

恐喝罪 刑法第249条
暴行・脅迫を用いて相手を畏怖させ、財物を交付させる行為は恐喝罪にあたります。法定刑は10年以下の懲役です。美人局で金銭を要求する行為の多くはこの恐喝罪に該当します。
脅迫罪 刑法第222条
「危害を加える」といった害悪の告知によって相手を脅す行為は脅迫罪にあたります。法定刑は2年以下の懲役または30万円以下の罰金です。美人局の場面で「会社や家族にバラす」などと脅す行為が該当する可能性があります。
共犯関係について
美人局は、女性側と「夫」「婚約者」を名乗る男性側が事前に計画している組織的な犯行です。双方が共犯として処罰の対象になります。

美人局に遭った時の正しい対処法

実際に「夫」「婚約者」を名乗る人物が現れた場合、以下の対応を心がけてください。

DON’T 01
その場でお金を払わない
最も重要なのは、その場で現金を支払わないことです。「今払えば終わりにする」という言葉は、その後も継続的に金銭を要求される入り口になるケースが多くあります。一度払ってしまうと、その事実が次の要求の材料になります。
DO 02
「不貞行為はしていない」という事実を伝える
性行為に至っていない段階であれば、不貞行為(民法上の不法行為)は成立していません。「まだ何もしていない」という事実を冷静に伝えることが重要です。ただし、相手が一方的に主張を続ける場合は、その場での議論を続けず、安全な場所への移動を優先してください。
DON’T 03
私人逮捕・実力行使は避ける
恐怖や怒りから、相手を引き留めよう・捕まえようとする行為は避けてください。私人逮捕は法律上認められた行為ですが、要件を満たさない状況で行うと、逆に自分が暴行罪・監禁罪などに問われるリスクがあります。また、相手が本当に犯罪行為に及んでいるかどうかをその場で正確に判断することは困難であり、誤認逮捕につながる危険もあります。実力行使ではなく、その場を離れる・記録を残す・後で警察に相談するという対応が安全です。
DO 04
その場を立ち去る・安全な場所に移動する
恐怖を感じた場合は、無理に話し合いを続けず、人目のある場所・コンビニなど安全な場所に移動することを最優先してください。車内に閉じ込められそうな状況であれば、ドアを開けて外に出る、大きな声を出すなどの行動も検討してください。
DO 05
相手の情報をできる限り記録する
可能な範囲で、相手の容姿・服装・車のナンバー・店の場所・やり取りしたメッセージのスクリーンショットなどを記録してください。後の警察への相談・弁護士への相談において、これらの情報が重要な手がかりになります。
DO 06
警察に相談する
美人局は恐喝罪・脅迫罪に該当する可能性のある犯罪行為です。「お金を払ってしまった」「今も連絡が来る」という場合は、早めに警察に相談してください。

美人局の被害に遭った後にできること

警察・弁護士への
相談が基本
美人局の被害に遭った場合、まず警察への相談が基本です。恐喝罪・脅迫罪として被害届を提出することができます。また、支払ってしまったお金を取り戻すための法的手続きについては、弁護士への相談が必要です。
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探偵による
加害者の身元特定調査
「相手の本名も連絡先も分からない」「警察に相談したいが情報が少なすぎる」という場合、探偵による調査が有効な場合があります。メッセージのやり取り・プロフィール情報・待ち合わせ場所の情報などをもとに、相手の身元特定につながる情報を収集する調査が可能です。収集した情報は、警察への相談・弁護士を通じた法的手続きの材料として活用できます。
継続的な脅迫への対応
一度支払った後も「またお金を払え」などと継続的に脅迫されているケースでは、相手の行動・身元を調査した上で、弁護士と連携して対応することが重要です。自己判断で対応を続けると、要求がエスカレートするリスクがあります。

美人局を未然に防ぐには

美人局の被害を防ぐ上で重要なのは、初対面の段階での安全な行動と、関係が進んだ際の見極めです。

初対面で会うときの安全な行動
人通りの多い場所・営業時間内の店で会う
個室・車内・人気のない場所への移動には応じない
友人・知人に当日の予定や相手の情報を共有しておく
事前にビデオ通話などで相手の顔・雰囲気を確認しておく
交際が進んだ相手に違和感がある場合
何度か会ううちに「言っていることに矛盾がある」「既婚者ではないか」「お金の話が出てくる」といった違和感が積み重なってきた場合は、本格的な関係に進む前に、相手の身辺調査・素行調査を検討することも選択肢のひとつです。
対象者の婚姻状況・勤務先・交友関係などを確認することで、美人局に限らず、トラブルに巻き込まれるリスクを早期に察知できます。

よくあるご質問

Q 美人局とはどういう意味ですか?
A 「美人局」は「つつもたせ」と読みます。女性が男性を誘い込み、後から「夫」「彼氏」を名乗る人物が現れて金銭を要求する手口を指します。
Q 美人局に遭い、すでにお金を払ってしまいました。取り戻せますか?
A 状況によります。まずは警察への相談・被害届の提出が基本です。お金を取り戻すための法的手続きについては弁護士への相談が必要です。相手の身元情報が少ない場合、探偵による身元特定調査が手がかりになることがあります。
Q 相手の本名や連絡先が分かりません。調査できますか?
A はい、可能な場合があります。やり取りしたメッセージ・プロフィール情報・待ち合わせ場所の情報など、分かる範囲の情報をもとに調査を行います。まずは無料相談でご状況をお聞かせください。
Q 交際を続けている相手に違和感があります。事前に調べてもらえますか?
A はい、対応しています。交際中の相手の婚姻状況・勤務先・素行などを確認する身辺調査・素行調査が可能です。本格的な関係に進む前の確認として活用される方が増えています。
Q 相談だけでも費用がかかりますか?
A 初回相談は無料です。「警察に相談すべきか分からない」という段階からでもご相談いただけます。

まとめ

美人局は、マッチングアプリ・SNSの普及によって被害が増加している犯罪です。遭遇した場合は、その場でお金を払わず、私人逮捕などの実力行使は避け、安全な場所に移動した上で警察に相談することが基本です。

また、被害に遭う前の段階で「会う前に相手の身元を確認する」ことが、最も効果的な予防策になります。「マッチングアプリで知り合った相手が信用できるか不安」「美人局の被害に遭い、相手の身元を特定したい」という場合は、ミレナ探偵事務所にご相談ください。相談は無料、秘密は厳守です。

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